国鉄時代に施工された特別保全工事を発展させる形で延命と設備改善のための工事が行われた。試験的なものを除くと4種類に分かれる。

延命N

製造から30年の使用を目指し、外板整備・一部機器更新・配管の交換と壁紙の張替え等を実施。1972年までに製造された車両が該当する。

延命NA

国鉄時代の特別保全工事車に延命Nと同様の工事を施工。施工済み部分は省略された。

延命NB

1970年以前に製造された初期車を対象に施工され、延命N工事に加えてWAU102形搭載による冷房化と側窓の延命40Nで使用されてるものと同様の黒冊子への交換を実施。但し、施工車両は11両にとどまり、2006年4月までに全車が運用終了に伴い廃車された。

延命N40

製造から40年の仕様を目指し、上述3種よりも徹底した改造。主に1973年から1976年までに製造された車両を対象にしたが、広島運転所では1972年までに製造された車両の一部にも施工された。この改造で採用された黒色サッシは枠の幅が太くガラス面積が減少している。

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